2008年4月30日水曜日

モバイル決済の利用者数、2011年には1億人を突破

調査会社の米Gartnerは4月21日、モバイル決済の利用者数に関する予測を発表した。モバイル決済はまだ「初期段階」だが、利用者数は2008年の3290万人程度から、2011年には1億390万人に増加する見通しだという。

 「モバイル決済」とは、携帯端末でSMS、 WAP(Wireless Application Protocol)、USSD(Unstructured Supplementary Service Data )、短距離無線通信技術(NFC)などの技術を使って行う商品の購入代金支払いや請求書支払いを指す。サービスセンターへの通話によるモバイルバンキングや、プリペイド式のチケット購入は含まれない。現在、モバイル決済の主流はSMS技術だが、Gartnerは、2011年にかけてもSMSが主要な技術であり続けるとみている。

 モバイル決済利用者が最も多いのはアジア太平洋地域で、2008年の利用者は2800万人に達する見通し。これは、全体の85%に当たるという。北米の利用者は100万人程度、西欧は49万9000人程度となる見込み。アジアでモバイル決済利用者が多い理由としてGartnerは、フィリピンや日本でモバイル決済サービスが早期に立ち上がったこと、携帯利用者が多い一方で一般的な支払いインフラが未成熟な市場(中国やインドなど)があること、エンドユーザーの新サービスに対する受容性の3点を挙げ、「アジアはモバイル決済の採用で世界をリードしており、今後も当面はリードを続ける」としている。
日本は携帯コンテンツも世界をリードしていると聞きましたが、決済でもそうなんですね。しかし、3年で3倍とはすごい伸び率ですね。
携帯サイト 構築

0 件のコメント: